2006年12月1日金曜日

本日のさよならさんかく

六角堂
地蔵が増えてる・・・。
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パタリロ。


本日のランチX3flxcun
ボンボンカフェ
ツナとナスのフリットのサンドイッチ

大好きなロフト席、窓側でのんびりできる贅沢。
ここに来ると、イコール「帰る」だからすこしせつない。
またくるし。


智積院

京博行く前に時間があったから智積院に立ち寄る。
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楓はちょっと遅かった。


2006年11月30日木曜日

なら旅

みちくさ
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一見、まったり。

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なんだろうか…?

この次の瞬間、いきなり頭突きされた。





鳩豆の勢いで鹿煎餅に手を出す。
何が気に食わなかったのか、
お辞儀のタイミングが合わなかったせいなのか、
とにかく神の御遣いは何か御気に召されなかったらしく、
本気で頭突き。
角cutされてなかったら死んでた。
奈良公園で。

太腿に神の御徴しが…。
ありがとうございます。

顔見世る

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師走はじめ。

渡って来た四条大橋の途中で
顔見世を見上げるとともに
川面を走って来た冷気に頬を撫でられ、
京都の冬を思い出す。

挫けそうだ…。


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進々堂切通し店のみどりぃのはつたいけん。

すごくお気に入りになる。

観光らしくする
いつかは味わいたかった観光目玉イベント。
紅葉ライトアップに挑戦する。

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ばーーーん。だ。
さむい。

昼間を観た事のない青蓮院にいきなり夜間はどうかと思ったけど、目の前の知恩院に甘んずることなく、一足延そうと鞭打ってすすむ。後悔すこし。えびす屋の兄さんに負けそうになる。

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へんなものが写ってなければいいけど。
どれが既成でどれがスーパーナチュラルなのかはわからない。

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必ずもう一度明るい昼間に訪れようと誓うところでした。
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芦雪 山姥図ニ感動ス

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絶対の迫力だった。
鋭く伸びた爪と凝視を嫌う口元。
なのに、風を孕んだ白髪のたわわさは女性の美しさのそれが、
余りに気高く。
今は褪せて消えかけてしまっている錦の重もなぜこんなに美しく見えるんだろう。














本日の京都

朝のきめごとTovfiiwz
六角堂で鳩豆する。

必ず出掛けにお参りして、
早朝の餓えた鳩に鳩豆する。
何度やっても恐ろしくて逃げ回りながらバラ撒くので
鳩達が豆を啄む姿は未だ見た事が無い。
顔の高さで折重なりながら無理やり滞空している巨体の残像だけがあるのみ。

何が楽しいのか自分でも解んない。
それでも止められない。




東寺はうつくしいginkaku2.jpeg

桜の春以来。
ご無沙汰しておりました。
朝一番の東寺餅など買い込みベンチでまったり。
朝の糖分摂取と美しい光景。日本ていいな。空海殿。

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2006年11月29日水曜日

常照寺から光悦寺へ

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用件先よりちょっと上がった処に
吉野太夫縁の常照寺や光悦寺などがあるから行ってみた。


















そしたらなんのエニシか芦雪の群鶴図が。


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近年お堂の修復時に
修復に出した屏風に芦雪の落款が出てきたとのこと。
余りに見入っていたのか、お坊さんが
近くまで上がらせてくださり、
発見された落款を目の前で見せて下さいました。
感動。
襖絵を屏風に仕立直した物で、少し華奢な印象の
鶴達でしたが、おどけた表情と松竹梅の梅の枝振りの鋭さは芦雪のそれを思わせるもので、
あんな間近でじっくりみせていただけ、おもいがけないラッキーだった。

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お坊さま、ありがとー。
吉野おねーさん、ありがとー。

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吉野窓ginkaku2.jpeg

良い日和だったな。



クラフトマンズ イン ユートピアginkaku.jpeg
鷹峯 光悦寺


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ミニチュアみたいな家屋も日本特有の慎ましやかさが美しく映え、
クラフトマン達のいきいきとした毎日が想像できるようで。
文明の発展が必ずしも裕福さへ向かう訳ではないのがわかる。

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一軒一軒、知り合いを訪ねるごっこ。
の気分で堪能。

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光悦垣も念のため撮影。


さとれない

悟りの窓は大賑わい。

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源光庵
血天井もちょっと苦手なのでお堂の中はパス。
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山門のなかでは紅葉を堪能させていただきました。
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ちょっと可愛らしいコントラスト。
不思議な遠近図
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迷いは尽き無いので必ずまた参ります。
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2006年11月26日日曜日

不幸のヒトと笹の音

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今宮神宮をぬけて大徳寺へ下る。
陽が西に隠れた夕刻、
竹林の庭の渇いた葉音と、
通り抜ける冷えた風に頬を撫でられると、
ここで、この覆う笹の葉を
立ち止まり、静かに見上げたであろう人のことを思う。
不幸の人のくちびるを
裏と表を交互に見せながら墜ちていく笹の葉がなぐさめただろうか。

2006年10月28日土曜日

本日のごきげんよう

文化研究所のセミナー帰り、休憩がてら東博に立ち寄る。
表慶館改修が終了して公開されていたので、お姫気分を味わってきた。

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ずーっと覆われてたものな。

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エントランスに入って見上げるともうそこで圧巻。
美しい。


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ここだけで何枚も写真をとってしまった。

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ここに棲みたい。
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棲んで白馬の王子様じゃなくて王様をまっていたい。

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べつにドラキュラでもいいです。



ランゲルハンス島
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2006年10月27日金曜日

本日のいとまごい

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あまりにキュウキュウに用事が詰まっている京都、
年末までの3か月に別けたので逆にゆっくりできたかな。
ちょっと疲れてたから。いろいろ。よかった。

帰りまでの時間をおなじみのBonBon cafeのロフト席で過ごす。

はらへった。
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チキンとサラダのマヨネーズソースサンド

当然フルコースでいただきます。
フルーツタルト。美味!
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京都での課題

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鶏頭蟷螂図 伊藤若冲筆


京博にいけばいつもなにかしら若冲や蕭白の作品をみれるけど、今回のこれは逃せないひとつ。

鶏頭の美しさは若冲なら当然のことながら、
私はこの花の頂点に背を向けて立つ蟷螂が好きで。
蟷螂特有の両の鎌を擡げた姿。

その足で立ち、顔を上げ、
まっすぐにその先を見据えるかの後ろ姿に、孤高の漢を感じる。
冷たくされても信じて黙って付いて行きたくなるような漢。
理想だなっ。




芦雪の岩上猿図、明らかに解説は狩野先生の筆かと。
泣ける。

京博
平常展示
鶏頭蟷螂図 伊藤若冲筆
竹図 伊藤若冲筆
岩上猿図 長沢芦雪筆
鍾馗と鬼図 曾我蕭白筆
蹴鞠寿老図 曾我蕭白筆


草花図屏風 宗達派
菊花流水図屏風「伊年」印
草花図屏風「伊年」印

本日のまったり

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通り一本隔てた喧噪をよそに智積院は別世界の静けさ。
修学旅行や団体さんの午前中の大移動に奔走される東山七条界隈。気が付かれない事これ、幸い。


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金堂や明王殿の堂内へいちいち上がり込んでは通り抜ける秋の風を堪能。
いつまでもいるなら真言のひとつでも唱えろよ、と
不動殿も思われたんではないだろか。
親切にカタカナで札までかかっているってのに。すみません。

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静けさにつられて散策。金堂の北、密厳堂へ。
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行中立ち入り禁止だった・・・。




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名庭でまたもまったり。







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まだまったり。
人が居ないのをいいことに縁側に足を投げ出して池の上をぶらぶらさせてると鯉と亀がよってくる。
誰も居なくても流石に餌はあげらんない。

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もはや、上がり込んで中々帰ってくれないお客さんとなる。




智積院には有名な桃山の障壁画がある。
秀吉がわずか三歳でこの世を去った愛児鶴松のために建立した菩提寺の客殿を飾ったもの。
等伯とその長男久蔵の作品。


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秀吉が愛児を弔う為に建立された寺の障壁画であるとともに、対となる桜図は等伯の長男が24歳で描き上げ直後に夭逝。その後この楓図への制作へ向かった画家の憶いを想像すると楓の大木とそれを取り囲む草花の重なりが本当にせつない。

狩野派を追随し手にした長谷川一門にかかる大きな仕事。
その代償のように失ったものを思うと、桃山時代の荘厳美麗な絵画イメージではなく、
画家のココロが求めたものが存在している。三百年以上を経ても尚。


この等伯の楓図についてはとても興味深いコラムがこの本に。
尊敬する狩野博幸先生のエッセイでございます。
日本の色日本の色