2006年1月21日土曜日

猫ハ

待ってはいなかったけど。
出かけたかったし。

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降雪の勢いはおとろえづ。

別世界とはこのこと。
今朝の雪は音も無く、なおさら深くつもる。

一日、窓の外をナガメタリ、マシンにヒトリゴトぶったり。
でも午後になって少し雪は水分を含みはじめたかな。
テラスにつもった雪が解けだしてる。

民家の暖房稼働が増してるせいか・・・。関東の雪だな。やっぱり。

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でも、まだまだ。
あと一時間大人しくしてたら
もう一回ひと遊びできそう。どうなることやら。





*p2*[きせつ][わんこ]本当に犬はよろこぶ。



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花壇も植木も no border.
しんじらんない。
普段は毛布にくるまってるか、ヒーターの前を陣取ってるくせに。

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彼女はこの後睡蓮の池に落下します。

氷の張った水面に目を見張り、瞳の閃光が変わった瞬間を見てしまいました。
「氷だ<ドキドキ小>!!」などと思っているはずは無く、
おそらく「乗っかれる<祝日>!!」だったんだと、気が付いて静止の叫びを上げるよりも早く、
物凄く鈍い音を立て浅い池に浸かり呆然と主を見る。
呆然としてるのはこっちです。
山中湖だって今日は乗れるか、いや明日かと毎日観測されてるのに、
ここでワカサギ釣りができる程凍ってたらメダカが窒息します。
はやく、自力で上がれ。


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終了ですっ。

2006年1月6日金曜日

京都でお誂え。

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こんなにうっとりなことってあるだろうか。
私はよくあるんだけど。

京都で初のおあつらえ。
ずーっとずーっと、前から欲しかった、木版画絵の和紙で作った文庫。
去年の暮れにオーダーした物が今日届いた。

京都三条さくら井屋さんを知ったのは、
以前見たアンティークのポストカード展。
戦争の頃進駐下の日本でアメリカ人将校がコレクションした日本のポストカード
日本の文化価値観が確信できる見事なコレクションだった。

その中でも、これも日本人の個性を独特に活かす流行となった
アールデコ。というか、それを模したデザイン画、イラストが目を惹いた。
和紙に刷られた色彩とモチーフは特徴的で、女性の線がよりせつなく映える。
それが日本人固有のテイストとして定着しつつ、だったんだと思う。

代表的な夢二の作品のなかに数少なくも一番印象に残ったのが
小林かいち という画家さんのカードだった。
女性を表現するラインがより美しく求められていて、そのくせどこか陰鬱で。
それらのカードの端に刻印されていたのが版元のさくら井屋さんだった。

 祇園三条 さくら井屋版

 とあったろうか。
京都ガイドブックかぶれだったため、その名前が現存するお店なのは
ぴんときた。出合いはそこから。
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京都へ行く度お店に入ってはいたけれど、一見すると趣が違う現在の店内。
でも要所要所にこれは、と思う版画や額が飾られている。
残念ながら目当ての小林かいち氏の絵はみられなかったけど。

その後、沼田元気著の京都スーベニイル手帖(夏秋編)で
再び文庫のオーダーと出合い、いつかはいつかはと念じ続けてた。
京都スーベニイル手帖(夏秋編)

去年の暮れに京都を訪れた際、岡本太郎を愛する連れを伴い再訪。
岡本太郎氏の版木を所有していたと噂をきいたから。
人のことだと無責任に訪ねる事ができる。
残念ながら岡本太郎氏の版木をつかったものは既に失われており
観る事は出きなかったけど、手隙だったおかあさんと話が盛り上がり、
いろいろデッドストックなどを見せて下さった。
そうして登場したのが真打ち、文庫お誂えだった。

話の流れでそこまで行き着けたのが何より嬉しかった。
あとはおかあさんの話術とすすめをここちよくいただき、
和紙の絵柄を選ぶのにまた30分以上。お連れさん、付き合ってくれてありがとう。
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大好きな色の櫻色と、さくら井屋さんにあやかり、
また、話の流れで、「わかった。あなたはこれだ」とすすめられた舞妓ちゃん柄。
着物と帯、襦袢の色柄が全部異なる手の込んだ手刷りの絵柄。
おかあさん、とっても気に入りました。ありがとう。

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手漉和紙に版画されたポストカード
朱と藍のパワーにひと目惚れで一緒に購入。
舞妓ちゃんの首筋がまた、愛おしい。

さくら井屋
京都市中京区三条通り河原町西入ル
11:00 ~ 20:30

本日のいただきもの

大崎広小路 蕎麦なかむらさん


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昨年いただいた手ぬぐいをひどく喜んだのを
おぼえていて下さって、今年は二色も下さいました。
昨年いただいたのは緑で、それも素敵だったけど
今年の赤がまた、美しいこと。

最近では年末年始のご挨拶に手ぬぐいを用意されているのも
珍しくなってしまったけど、お江戸もまだまだすてたもんじゃ無い。
ありがとうございました。

2006年1月1日日曜日

総本家 宝玉堂   伏見稲荷

いなりせんべい



暮れに行ってきた伏見稲荷の参道にある、
いなりせんべいの宝玉堂で買って来たフォーチュンクッキーを開けた。

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太宰府天満宮でひいたおみくじに引き続き 大吉

「諦めましょう
  どう諦めた
 諦められぬと 諦めた」

ありがとう。
諦める必要はないと。
そのつもりでいかせていただきます。

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参加者は三人。全員が、文言は違えど大吉。
この間会社で開けたのはそんなになかったけど。

良い年になりそうだね。

総本家 宝玉堂
 宝玉堂




お正月

建長寺

浄智寺をお参りした後はそのまま建長寺半僧坊へ。

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この数年で三門の修繕が完了して、境内も着々と整備が進んでいました。
今年は、牡丹や蓮が楽しみにできそう。

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境内をずっと奥まですすみ山の中腹を目指して
階段を登って行く。
顔をあげると、目の前に無数の烏天狗と阿吽の天狗が岩の合間に立つ
不思議な光景がお気に入り。
戦時中に鉄砲を作る為に全て徴集されてしまったので、これは、復刻版。
また改めて、これから訪れる人たちが仰向けていけば、いいか。

他の写真


半僧坊でご朱印をいただき、帰りに建長寺ご本尊のご朱印もいただく。
その際、帳面を渡すと、
ぱらっと前のページをさり気なく御覧になるんだけど、
先にいただいて来た半僧坊のご朱印をみて
「あら、これ青木さんね、この筆は青木さんよ。」
と隣の方に同意を求めて私に笑いかける。

雲海の方の無事を確認していただけたなら良かったです。

どこぞの「白石さん」のようには気の効いたコメントなどない、フツーの有り難いご朱印ですが、
本日の筆が「青木さん」なら、昨年の元旦にいただいたご朱印も
おそらく「青木さん」の筆のようです。