2006年10月26日木曜日

聖武天皇の足

おもったより大きかった。
中敷いれてたのかな。

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1週間前に東大寺華厳宗管長殿の講演を聴講する機会があって、
聖武天皇の仏教思想と政治についてレクチャーを受けたばかりなので、ちょっとひと味違う正倉院展となる。
ついこの間の話のように、後醍醐天皇が貸してくれってもってったきり返してくれなかったとか、あれも東大寺献物帳に記録があるんだけどまあ、いろいろとあって・・・。とか。
こちらからしてみれば歴史小説の一部のようなお話だったのに、現実味を増してきて、謀反を恐れて御幸や遷都をくりかえしたかの天皇が本当に考えていた事はなんだったのか、もう一度知りたくなった。



光明皇后は東大寺に献納していても
正倉院宝物は宮内庁所有だものな。

工芸品の美しさは大陸のクオリティーも同時に伝えていて、
技術を我が物にするこの民族の底力がここから発せられているのがわかる。
馬具など、鎌倉や戦国時代のものより、より人間工学に添っているようで。

図録は手持ちの美術全集の正倉院の刊がほぼ網羅していたので買わなかったけど、実物を目にする事でより考えってひろがるんだな。と。再確認。
やっぱり気になったらなんでもフットワーク良く。

第五十八回正倉院展
奈良国立博物館
平成18年10月24日(火)〜11月12日(日)


2006年10月19日東博平成館 大講堂
「聖武天皇に見る仏教政治思想」
東大寺別当・華厳宗管長 森本 公誠

世界に開け華厳の花