2008年10月18日土曜日

さるかに



柿くへば鐘がなる鳴り法隆寺



どちらかというと嫌いな方なくだもの。

今年は柿に限らず果実が豊作らしく、
裏の土手では大にぎわい。
家族がわいのわいの取っては誰かにあげてるから参加したくなり、
強引に友達を家に呼びつける。

突発性の私のフラグを理解している友に感謝しつつ。



早く取ってやらないと木が気の毒。

剥いて切ったの見ると、買って来たのと同じ見てくれ。
へえ、とおもいつつも口に運ぶ気にはなれず。

子供の頃から熟しきった実が通路に落ちて
濃厚な果実独特の甘い香りを放っているのが
大きな仏壇のお供え物みたいでどうしても苦手だった。
お葬式の匂いだと思ってた。

みなさん、すんません。


だから、たわわに実る木を見上げても、
美しい言葉も、庵に付ける名前さえも浮かびません。



2008年10月15日水曜日

くるこない


大井町のよし臓 で大好きな人たちと呑み。

みなさん元気そうでよかったっす。
なおかつ、よし臓に行きたくてしょーがなかったわけで。
一石投げても、二兎得る事もあるんすね。
実質、六兎だったわけで。

いつまでもこんなだったらいいなーと
思う人たちなのでした。
ありがとー。

そんでもって、快く仲介してくださったおかーさん。
なおかつ押し掛けてごめんね。
でも、余りに楽しくて現実に戻るのがおしくなっちゃったんだよね。

早く選挙終わると良いですね。笑。
11月末はあきらめてあそびましょ。ウチでパーティーしよ。



2008年10月5日日曜日

ところで


結構よかったっす。




落下の王国

前回自発的に映画を見に行ったのっていったい何時の
どの映画だったのかすら思い出せない。

見に行こうと思って本当に行っちゃうとこも滅多に無いのに。
感情の起伏を促してストーリーに効果を与える程度なら
wowwowやテレビでもみればいいし。
視覚効果だけで没頭できるものってなかなか巡り会わない。

昔はデレク・ジャーマンでさえ心酔できたけど、
心も荒んでしまったようです。
なにもわざわざ今更作らんでも・・・
という目でみてしまうつまらない大人になってしまいました。





こちらは色彩とカット割りの効果が
雑誌のコラムのワンショットだけで琴線を振るわせましたの。
思った通り。


観終わってからも己の判断と起動力にすら感動。
いや、映画に感動?じゃないな。
「ありがとーーー!」だな。
世に送り出してくれてありがとう。
観せてくれてありがとう。という。
監督の手を握ってお礼を言いたい。
たーせむ、セル観なくてごめんね。


お嬢ちゃんの吊られた左腕さえシーンのなかで
大事なバランスを取ってる。
最初の数十分は計算尽くされた全てにまったく目が離せない。
その計算は舞台としてる世界遺産の数々の、
人の技の想像を絶する力を再認識すらさせる。
悪夢だとか語り部ご都合のごとく、
ころころ展開していくステージ。
出来すぎた青空と誤摩化し。
デジタル映像の技術が追いついた今、
堰を切ったように溜まっていた美意識を吐き出してく。
しかも、映画に出てくる子役や子供をカワイイと思うことも
あまりある事ではなく、効果としてしか重点を置かないんだけど、
このお世辞にもかわいいと言えないお嬢ちゃんが、
もう愛らしくて愛らしくて、愛情がふつふつと湧いて来て、
ヒーローを押しのけて引き取りたくなるような。

dvd出たら買おっと。







http://www.thefallthemovie.com/



ペドロの色彩が大好きだけど、
ストーリーを含む全般が好みな訳でないので
最後まできちんと見た事すらない。
全部満足ってそうそうない。誰かにお礼を言いたい。
ただし、人形動画のシーンがあれ??なところが。
これ、この映画が私の人生トップ5中4位だったら3位に位置する、
ブラザーズクウェイの・・・でないか?
こんなシーンと展開そのままありましたぜ??
とおもったら、既に同じ構想を彼らがしていたため、
今回起用しなかったらしい。
あくまでも自分から湧き出た美意識を優先させたのね。
でも、彼らに任せたらもっといいのできたかもよ。。。
とか、生意気いってみる。