2009年2月22日日曜日

金沢スーベニイル

ぶら下がってたウサコがキュート。

茶する

金沢土産の落雁を頂く。
一保堂のお煎茶を入れ、じわっととくるティータイムだ。
日本に生まれてよかった。

2009年2月21日土曜日

一時帰還中

明日からまた上洛。

これは結構怖い

NSビルの30F NSスカイカンファレンスでの公開講座

今年からは取りかからなければならないこちらの分野。
仏教美術史のフィールドワークによる研究で著名な先生ということで
鬼門とさえ感じていたんだけど・・・。

まさか自分の専攻で
「仏像の羅髪が気持ち悪くて苦手です。ましてや、
古くなって所々抜け落ちてたり、はげてたりすると・・・。
全てをあきらめたくなります。コレが悟りでしょうか」
とは云えないし。

仏教美術に用いられる唐草文様の意味をフィールドワークから徹底的に洗い出し、
・・・その名のとおり、泥の蓮池に入って探したりもしたそう。
水中から旺盛なエネルギーを発して生えだす蓮のイメージ、古代インドの民俗思想、
そこからシルクロードを経由し、荘厳表現の重要なモチーフとして
日本にまで伝播して来た。

確かに蓮や睡蓮といった南国の水棲植物の水中で蓄えたエネルギーの(物理的な)
ものすごさは、実際に育ててみて、夜中にうなされそうな程実感した。
・・・これはフィールドワークの実践として一単位にしてはもらえんだろうか。

また、
満瓶・・・水が満たされた壷から溢れ出るように成育した蓮葉の表現
確かに、成長して自ら割り出れるように泥鉢に埋けてやらないと
鉢の上からむくむく根がふくれあがり、モスラみたいになってしまう。
コレも実体験済だ。

いずれも、水中は、蓄えられ満たされたエネルギーの源として考えられており、
その象徴化したものが唐草文用での表現。
インドの神殿遺跡の障壁彫刻に神獣の半身から下がそのまま唐草文様になっている
フレームのシンメトリーな表現など、あれは今正に、生命のエネルギーから
神獣が生まれ出る、「神獣なまなり状態」と。
すげえ。着地が凄すぎる。

日本史学などの他の史学での、資料と数値からの立証と
美術史論での鑑賞力と発想の飛躍。
当分このギャップに翻弄されんだな。



講演1:「唐草文様のひみつ─インドから日本へ─」
講師:安藤 佳香(本学文学部教授/専門分野・仏教美術史)

講演2:「聖なるものの姿─チベット仏教美術の技法─」
講師:小野田 俊蔵(本学文学部教授/専門分野・チベット学、チベット仏教学)

特別対談:「成熟した文化の地チベット」
講師:渡辺 一枝(作家)×小野田 俊蔵




佛教荘厳の研究-グプタ式唐草の東伝-



見晴らしの休日

超高層移動。
野村コンファレンスプラザは新宿野村ビルの48F
良い眺めです。
都内の別の場所からだとそこだけ何やら空気感の違う高層ビル群、新都心。
今日はその逆眺望というわけ。

モード学園のあの、イカレたビルの実物もこの目でしかと見てきた。

富士山がよくみえた。

2009年2月19日木曜日

えこヂャナカツタコト

コンビニトライ
気になって手に取ったモノは購入

+チョコレートが食べたい
+エコかぶれ
パッケージも気に入って購入

レジでSuicaしてきがつけば、既にレジ袋に入ってる。
エコチョコ−レジ袋で、実際に出来てるエコってマイナスなんパー?

今日から来週の水曜日までは京都!!
皆さんあばよっ!!

2009年2月8日日曜日

タロさんと全自動風呂

科博 の特別展でタロさんと再会。チビタロだけど。
始まったばかりだと思ってたら今日が最終日だった。
あぶないあぶない。

キュートな衣装を纏ったお嬢さんたち。
煩悩を全て断ち切ったかのごとくゆらゆらとお出迎えくださる。

グリーンの衣装とオレンジのパビリオンは日立館
会期が16日間と短いだけあって、展示内容は薄いのが残念。
太郎さんと人気を二分していたのが
三洋の全自動風呂>とは書いてなかったかも。
デモでながされているムービーが刺激的。
これ、次回はどこで見る事が出来るんだろうか。
これこれ。このオネーさんはいなかったけど。
これが本社の倉庫に残っているのを見る度に、
今のエンジニアって凹んだりしないのかな。


第二室に太郎の部屋が。
太郎の部屋の鍵>名前忘れた。

太郎さんが太陽の塔の制作依頼を受けてから
30分の1スケールの作成までの
ドキュメントムービーがながされている。

当時の府知事がそのチビタロウを見て、
「これで万博も成功間違いなしだ!」と言ったそう。
府知事はその時、これが30倍の大きさになったときの想像、
ついていたのだろうか。


横尾氏のブログだったか、澁澤のエッセイだったか忘れたけど、
「あれは岡本太郎氏の最大の皮肉であった」という一言が印象的で。
万博に費やされたその時代を直接生きてないと解んないんだなとおもったり。

四十代半ばくらいの男性が、30分の1スケールの太郎さんをみて
「コレに赤軍派が昇ったよな、覚えてる?
   お前、海外居たから知らないか。。」

会話が昭和だなーとおもった。

>彼ら、そんなとこにも昇ったのかあ。。。

グッズ散財も一つの目的としている私にとっては、
とても重要な展示がこれ。

もっと大規模な特別展であれば、復刻とか楽しかったのに。
なにしろ、マークがかわいいから、何作ってもツボで、
ドンブリとカレンダーは泣ける。
カレンダーはイトコのにーちゃんの部屋にあったな。

ポスターやら紙ものの色彩やデザインが凄くよくって、
図録があるものと、写真も撮らずに出て来てしまったら、
なんと特別展のオリジナルグッズは何一つ作られていない。
しかもしょぼいガラスケースの上で使用済みチケットや
当時の関連グッズを展示販売しているだけ。
せめて、万博公園のグッズくらいもってきてくれればいいのにーーー!!




2009年2月7日土曜日

ランチタイムのメニューとこーひーだ。







  なんか最近、不景気の風潮を楽しむかのようにそこら中で「マーケティング」「マーケティング」という言葉が飛び交いますが。
そんな勉強を学生時代にしてこなかった私にはさっぱり。
居酒屋のメニュー一つにもそれなりのうんちくがあるのはわかるが、未だ日本はアメリカの10年アトを行ってるんだな。

 会社でもらったその手の本に、現代の消費者は高価でもそれなりのクオリティーや価値があるものには対価を惜しまず、高価なブランド品にお金をつぎ込むけど、それ以外のものについては実用性と価格が見合ってより安価なものえらぶ。
つまり、ヴィトンのバックとオメガの時計、エルメスのスーツのインナーはヒートテック。
この消費行動が今の市場の読み方に反映するとかなんだか。

あのアンバランスさが余計に貧乏臭く見えて、どうにかならんのか。と常日頃思っていたのに、歴っきとした「市場変化の現れ」としてくくられると、なんとも立派だ。今やユニクロと無印良品の「おもてなし」マーケティングはほめられまくり。

DCブランドブームとバブルと抜けて来たジェネレーションのポリシー、
「ユニクロとファイブフォックスには手をだしちゃあいけねー。」も既に曲げられ
・・・そんなに暖かいならヒートテック買ってみるかな。。。

その立派なマーケティングは「2700万枚を完売し、来年は8000万枚の生産を予定しております!申し訳ございません!」だそうです。
8000万枚って言ってたかな。。。ま、千円とかでいろんな形があるらしいから、そんなもんでしょ。暖冬だったのにね、売れたんだねえ。


シャネルのアプリを探してて見つけてしまった、こんなもんも出しており。
ナニに使うんだろうか。とついついDW。そういうノリで他の人もDWしちゃうんだろうか。


会社でもらった本つながりでね、ふとおもったこと。



primeな謎

 先日、部長が知り合いの中学生にサブプライムとはなんぞや。と質問され、それなら説明してやれると説明をしてやったという話を聞き、中学生にサブプライム問題を説明するって、自分だったらどうするだろう。と、ふと考えた。

だって、まず説明を始めるにあたって、質問者の問いよりも先にこっちに次々疑問が。
いったい相手はどの程度の説明を求めているのか?
どっから説明すれば良いのか、どの程度は解っているのか?

自分が何かを教えてほしいと思うときって、それこそ、長期記憶にするべく、帰結すべき回答の裾に広がるツリー状のエピソードも添えてほしかったりするので、いざ回答側に廻るとついついそれらのプロセスも矢継ぎ早に詰め込もうとしてしまう。

フレッシュマンの質問の回答が、実はとてもフラクタルなもので、しかし彼らは数行で収まる回答があると信じてそれを求めている。という経験を前職でしばしば。
答えのgatheringの深さに、当人はどこまでキャパがあるのかはその子によって様々で、ある程度で集中力が途切れるコと、「もっともっと」な目でこちらを指してるコ。とりいそぎ答えを下さい。というコ。と。

理論武装して、小出しにしつつ、相手がどの程度の情報をほしがっているのかを察して行けば良い事なんだろうが、仕事でそんなんでいいの?とか思ってしまい、つい。
質問されるという事は、持っている瓶の水を余す事無く注いでやるのが大人という生き物のしてやれるせめてもの善行だと思うんだけど。

subprimeってどういう意味なんだ、とか。なんでサブプライムローンが出来たのかとか、
金融破綻の連鎖に至るからくりとか。
そうでなくて、「サブブライム」が解んないのか、「サブプライムローン」がわかんないのか、「サブプライム問題」がわかんないのか、はたまた「サブプライムローンのナニが悪かったのか」が疑問なのか。
ナニがわかんないのか解らないのか・・・。>中学生だったらここらへんなんだろうか。笑。学校の先生って大変だな。

と、これが今流行のフレームワークなのか。とか。笑。
それで改めて脳の稼働の仕方を研ぎ直さないと。とおもったわけだ。

書く時間をつくろう。うん。

おりしも昨日、こんな本が会社で配られました。
今時のビジネス新書と自己啓発本のインディックスみたいなもんでしょうか。分厚い。



2009年2月5日木曜日

iPhoneする

 平日のリソースは電車時間で「読む」と「聴く」をしてるわけだけど、この時間のどこかにアウトプット、つまり「書く」時間が欲しい。

が、これがまた・・・。
ケータイはレスが億劫になるほど文字入力が苦手で、かといって、iPhoneの文字入力もストレスフル。アプリや、もはや裏でもなくなった裏技系で辞書機能やエディタ機能を拡張しても、キーボードの入力スピードには遥かに劣るし、下手するとろくな入力をしてないのに30分経ってたりする。iPhoneもまだまだ改善の余地あり。アプリでの機能拡張もここらが限界なんだろうか。
iPhoneにシフトすることで滞りがちだったケータイメールのレスも意欲が改善されるかと思ったけど、ケータイとしての役割はほとんど果たしてません。
食べログやぐるナビで店見つけて予約電話するのには便利。孫クン、そんなもんです。

弊社親方のiPhoneブームはまだ終わっていないようで、アプリを100以上dwして使い込めとか役員mtgで云ったりしてるようですが、社用携帯で貸し出されているiPhoneを使っている人たちは、本当にDWしてもいいのかな。。。とか言ってて、イマイチそっちの話で盛り上がることもなく、少しつまらん。

そう考えるとやっぱ前の会社の人たちのほうが、楽しかったろうなー。とちょっとさびしくなったり。主軸となる媒体はwebだけど、私自身が今携わっている仕事はweb屋ではないからな。。。ましてやマーケティングよりクオリティーに逃げるクチで、オタク的ベクトルもエンジニアとは向きがまた違う。
>これは愚痴ではない。

特に画像がないから、iPhoneの話続きでapp



最近のヘビロは大辞林 とWikipedia検索アプリのEureka 
eurekaのシェイクはランダム抽出。
面白いけど、履歴に残る。「おまかせ表示」or「Random」ではくくられてるけどね。
一振りでさっさと次々出てくる程はパフォーマンスも良くはないので、あまり使ってはいない。

それに、やっぱおかしいでしょ。
わかる人には「ああ、iPhoneをシェイクしてんだな」とわかるだろうけど、理解ったところでとりいそぎシェイクをしなくては解決しないという機能は特にはないわけで。
中途半端に出来た時間つぶしって大抵外だったりするわけで。
通勤の満員電車の中では当然使えないわけで。・・・使えれば立ち居眠り防止に良いんだけどね。

Simcityに引き続き、iPhoneのシェイク機能を建設的に使えているものには今一出会えてない気がする。笑。

2009年2月3日火曜日

脳みそ活性化

  最近、iPhoneをフル活用しているせいもあってインプットにはかなり時間を有効に使えている気はするけど、ツールのハイスペックさ故に優先度と質でそぎ落としていっても、私のDBのインディックス機能が追っつかん。
しかし、取り込んだ情報のアウトプットは全くされていないため、茂木おじさんの云う、意味記憶として編集がされない。イコール、だらだらと流れ去って行く短期記憶に終始する。
仕事中にそんな事してる余裕が無くなっちゃったので、タイムスケジュールを改めませんと。
・【重要】睡眠時間の確保を4h以上。
・通勤の4h
door to doorで片道2時間、ウチ電車に乗っている時間が1.5h
帰路の電車では確実に30分は熟睡してしまうので、使える時間は実質2.5h
・朝起きてからぼんやりする時間をなくすため、出発までの準備に必要最低限の時間まで目覚ましのアラームは掛けない。そこまではきっちり熟睡する。
これで結構、起き抜けにちゃきちゃき動くようになったので目も覚めるということがわかった。
でもかなり食事の時間は朝昼晩と割愛されてます。パンや甘くて柔らかいものを放り込んでおけば大人しくしてる胃なので、楽といえば楽なんだけどな。
だれか美味しいもの食べに行く時はさそってね。涙。
読むのも遅ければ書くのも遅い。
そのくせハマると空き時間全てを注いでしまう。
シムシティのiPhone アプリ。すっげー楽しい。
あやまちに学び、新たなる挑戦に挑んでしまうので1日24時間じゃ足りません。
シムの24hなのか私の24hなのか。

ケータイアプリのシムシティも単純でかなりハマったけど、こちらに情熱が芽生えると歯止めが利かなそうなので、現在遊ぶの禁止してる。







未だ無料版で寝付きが悪い時にただひたすら転がし続けるのがMotionX-Poker
良い動きしてます。



あと、ものすごく懐かしかったのがCrazy Penguin Catapult 
シロクマに飛ばされて恍惚の表情のペンギンがイマイチ虐待感を煽らない。
むかーし仕事中に遊んでた、あれとはちょっと趣きがちがうけど。free版のほうでとりあえず満足。スマン。



Simcityチートコード 
まだ実行したことはない。






2009年2月1日日曜日

かすていらハ、文明堂デアツタコト




東京大丸の1Fでの販売のみで、素材やら、製法やらと何かとそそる記事を何度か読み、
行列必至くらいの書かれようで、私が通り過ぎるときはたまたま空いている時間帯なのかな、とか思ってたんだけど。
かすてらに1500円以上叩けば、それなりの感涙を味わえるものと信じて本日とうとう購入。
で、東京大丸1店舗のみの理由をただすべく、買って来た竹皮包みをひっくり代えしてみれば。
電話は二番の銀座文明堂 が製造元・・?

文明堂は文明堂のカステラとして好きですが、
1500円あったら私の大好きな大極殿のカステラが3つ買えました。涙。

ついでに1つ、一緒に買ったどらやき。いったいどのタイミングで食べればいいのか
もやは、わからんです。



森幸四郎 大丸東京店

http://r.tabelog.com/tokyo/A1302/A130201/13046614/dtlrvwlst/

妙心寺展ヘユクコト


親方、山楽の龍虎図屏風がなにかとクローズアップされぎみだけど、
私の中ではコレがメーンだった・・・。
老梅図襖 狩野山雪筆 旧天祥院障壁画 4面 アメリカ・メトロポリタン美術館蔵



見事だった。

思いのほか小振りの襖だったけど、
これ以上大きかったらもう1時間必要になる。

衰えない老木の神秘にも近い生命力と
画師の血を分けたかの発色。
体を傾けても尚、奇怪に触手を伸ばす枝振りは
永らく梅木を愛でて来た日本人にこそ、
デザインではなく自然が作り出す真実として心を打つ。

決して、特有のデフォルメやイメージの究竟だけではない、
歳を負い次第にかたぶく老梅の、それでも香り強く花を咲かせる姿。
画師の目に映り心にのこった様が、
許される限りの画面いっぱいにそのまま描き出されている。


この老梅図の襖絵はアメリカのメトロポリタン美術館に
三井寺の書院を模した展示室でなかなかの待遇を受けている。
流出した名画を愛でる度に、天心 を思う事になる。

とりあえず、美術品の海外流出は私の中では全て彼の仕業となっているが、
特に近世京都の寺宝であれば、ほぼ奴の仕業と思って間違いない。
けれども、では、その時寺から持ち出される事がなく、
そのまま天祥院の壁を飾っていたのであれば、
いままで見て来た目を覆うような有様となった屏風や襖絵の様に、
ただ悲しき老木と成り果てていたのかもしれないし。

これでようやく山雪の大作を全部この目でみれたことになる。

3月末から5月に掛けて京博でもまた見れる。
この絵は京都で公開必須でしょう。
展示替えとなって、今回見れなかった、
山楽の厳子陵・虎渓三笑図屏風に併せてまいりましょう。






四季花鳥図 狩野元信筆 霊雲院方丈障壁画
豊干・寒山拾得図衝立 長谷川等伯筆
枯木猿猴図 長谷川等伯筆
龍虎図屏風 狩野山楽筆
老梅図襖 狩野山雪筆 旧天祥院障壁画 アメリカ・メトロポリタン美術館蔵
山水図襖 妙心寺大方丈障壁画のうち 狩野探幽筆




ところで、
建仁寺から十一面が白昼堂々と盗まれたらしい。
仏像を抱え去る男が防犯カメラに写っていたらしいけど、
その映像、見たいな。

もうちょっと大々的に報道して、流通できないようにしないと
戻ってこないよ〜。



京都・建仁寺から仏像盗難