2009年9月24日木曜日



聖地チベット展  @上野の森美術館

金剛宝座如来タンカを2枚観ただけで、60パーセントのエネルギーを消費。

別に、五体投地で進んでいるわけではない。

中国にいったい幾ら払って借りて来ているのか。

国外持ち出し禁止じゃなかったのか・・・。

インド直送の密教ゆえか、人の皮を鞍代わりにしてる女神。

生き物のようにのたくる千の上肢。

唯一同じくして密教を引き継ぐ日本の千手の憂いた表情などなんの。

差し出された手に救いを求めればとって喰われそう。

閻魔様より怖いです。


北経由で伝来したのが日本の密教なのだなと、改めて感じる。

ねがわくば、この人たちに、

國というしがらみをなくしてあげてほしい。

国ではなくて天国ってことにしちゃえばいいのに。







2009年9月18日金曜日

長谷川弓具店

矢を新調。
長谷川弓具店のおとーさんが、購入したものを書き込みはじめ、途中で、
「ちゃんと領収書かくね」とつぶやいて、ロール紙を破る。
いいんだけど、なんでも。でもありがとー。
この木製のホルダーがあまりに可愛いので、写真を撮らせてもらう。
硝子ケースの下からピンクの羽根ペン(ぼーるぺん)を出して来て、横の穴に指して下さる。
どうやら、これがセットらしい。


2009年9月16日水曜日

三島大社へ行った。


免許取り立ての若者のように、1日かけて伊豆半島の付け根をうろちょろ。
三島大社まで行き、帰りは御殿場で温泉と、最初と最後は決めてたが、その間はノープラン。
鰻ランチの後、途方にくれたり。

道がわからなくなり、充電瀕死のiPhoneに頼るべく車を寄せたところが、
下田温泉。
公園の一角に無料の足湯がある。
道後温泉でも足湯に浸る事はなかったのに、ここにて初体験。
空海が本当にココまで来たのかは、鎌倉に飛んで来た清明なみに、
私には信じられないけど、その後アンヨはさらさらすべすべ。
下田温泉っていいのね。こんどちゃんと来たいです。
すごく遠い、陸の孤島だけど。



2009年9月5日土曜日

萩大名


都離れもいいとこ枯渇し始めているのこのかた、うれしい上方狂言。
しかも千作氏の舞台がこの鎌倉で観れるとは、親戚、地域総動員で是非鑑賞してほしいくらいだ。

しかしながら、周りにはそう言った趣向はおろか、たとえご招待であっても倦厭するような、古典アレルギーばかり。
「何言ってるのかも聞き取れない。などとすっとぼけた事を言い出すていたらく。
反論や説得ももったいないのでほっとく。
こういった無関心と非協力が伝統芸能の衰退を招くんだ。ごめんなさい。
でもB型なのだ。

人間国宝は、たしかにご老体では有るけど声の張りは壮快で、
その安定感は本当に心地よく。

千作氏演ずるところの萩大名。
のんきなかわいらしさに大名の威厳さえもある。
かわいい五郎港の駄々をなだめる太郎冠者と立った二人の掛け合い。
平和なエビソードの展開にがっつりと引き込まれ、一挙手一投足、細かな仕草から目が離せない。

大きな仕掛けや効果装飾の無い舞台の場面に観客の集中力をひきつけるパワー。
笑う事、人を笑わせることへ対する長年培われた経験と知識、
そこから生まれた理論と技術はまさに国宝。

千作氏の公演おっかけがまた始まりそうだ。