2010年6月20日日曜日

お茶の話

外国人が考えるティーパーティとは・・・。

確かに、アコが懸念している通り、茶道をするにあたり、
流派は様々だし、どの流派だったら簡単などというのは一切ありませんよね。
それぞれの流派が独自の感性と哲学から成り立っているので、
では、初心者は、特に外国人や海外に居る人などは、どうやって始めていけばいいのか?って事になりますよね。


たとえば、テーブル席でこんな風にいただくのもアリ。

まずは、お茶、お抹茶(おうす)・日本茶に慣れ親しむ。というのが前提で良いのではないでしょうか?
京都で派生した様々な流派での若手の方達が、まずはお抹茶に慣れ親しんでもらおうと、形式にこだわらないカジュアルさをコンセプトにしたスタイルを提案したりしています。

お湯は電気ポットから、茶碗はカフェオレボウル。好みのお菓子。
庭に咲く花を差したテーブルフラワー。
椅子に座って、楽しいおしゃべりにテーブルを囲んで、お抹茶を頂く。
というものです。
おのずとそこには、思いやりや礼儀が現れてくるもの。
極端な話、そのテーブルに乗るのは最低限、お抹茶を立てるのに必要な道具があればいいのかと思います。

うーん、泡が少し荒くなってきちゃった。お湯が冷め過ぎのせいかな。
あと葛桜が外向いちゃってる(笑)


そもそも、茶道とは、
お茶をもって、人と親しむことを目的としてます。
招いたゲストを思いながら、お茶会の支度をする。
ゲストがお茶をいただく一時、潤った気持ちになるよう、庭から花を切ってくる。
あの狭い茶室で、ゲストと膝を近くしてもてなす。
もてなしは、必ずしも華美なものでは無い。
シンプルでこそ、心に平安を与えられるという考え方でしょうか。
ゲストも、そうやって自分を招き入れてくれている事を分かっているので、用意されたティースペースに心を洗われるんでしょう。

小振りに咲いた額紫陽花と雪柳の新芽をソースピッチャーに生けてみました。

つまり、作法は当然となってしまってますが、根底はお茶を頂く事のプロセスを大切にしたいので、まずは、先生が見つかるまでは、そういった気持ちで気軽に楽しむコンセプトが外国の人には初歩として大切なんじゃないでしょうか。
アコは日本人として、そういった気持ちで臨めば良いんじゃないでしょうか。


フィニッシュ
茶碗の中が茶筅(ちゃせん)、上が茶匙(ちゃさじ)右の青い蓋付は薬味入れを棗(なつめ)に見立てて
右奥が香炉


しかしながら、そのお茶が美味しく入っていなければ、それはそれで台無し。笑。
そこに、最低限の道具と作法が必要になってきます。
お湯の温度、お茶の量、立て方。
京都の老舗茶舗のサイトで、とてもいい動画とpodcast配信をしてます。参考にして下さい。とても分かりやすいです。

▼一保堂茶舗

 ▼お茶のこと(動画・podcast配信のtoppage)